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フィカス・ウンベラータの特徴と育て方

フィカス・ウンベラータとは?

ウンベラータはクワ科フィカス属(ゴムの木)です、熱帯アフリカ原産の観葉植物です。ゴムの木の観葉植物の中でも成長が早く、お部屋でもぐんぐん伸びていきます。挿し木もできますので、育てるだけでなくご自宅で増やす楽しみもありますよ。

フィカス・ウンベラータの名前の由来

ウンベラータ(umbellata)大きなハートの形をした葉っぱが特徴で、その名前はラテン語のumbella(日傘)から来ているそうです。

花言葉:「永遠の幸せ」

ウンベラータを始めとするゴムの木の花言葉は「永遠の幸せ」「すこやか」です。ゴムの木が持つ強い生命力から来ているそうです。ウンベラータは成長が早く、育てやすいだけでなくインテリア性も高いので贈り物にも喜ばれる観葉植物です。

大きなハート形の葉っぱが魅力のフィカス・ウンベラータ

ウンベラータの魅力はなんといってもハート型かわいくて大きい葉っぱです。ウンベラータのような大きい葉は画面映えもしますので、お部屋をオシャレに飾るにはピッタリの観葉植物です。また、ウンベラータは曲がった形や枝のボリュームのあるタイプ、気根がカッコいいタイプなどさまざまな樹形がある点も魅力です。

フィカス・ウンベラータの育て方

明るくて風通しの良い場所に置いてください

ウンベラータはある程度暗さに強いのですが、やはり明るい場所の方が元気に育ちます。窓際など、できるだけ光が入る場所に置くとよいです。ただし、ウンベラータは他のゴムの木と比べると葉っぱが薄く直射日光で焼けやすいので、外に出す際は昼間の直射日光には当てないように反日陰の場所に置いてください。

水やりはしっかり乾かしてからタップリと

ウンベラータの水やりは控えめにした方が安全です。春から秋は7日~10日を目安に土の表面が乾いたらたっぷりの水を与えましょう。冬の寒い時期は水やりの頻度を減らします。土の表面が乾いて2~3日後が目安です。寒い時期は頻度は減らしますが、あげる時はたっぷりと与えてください。不安な方は水やりのタイミングを教えてくれるサスティーを使うのもオススメです。

8℃以下にならないようにしてください

ウンベラータはそこまで寒さに強い品種ではありません。冬場はできるだけ暖かい場所に移動させてください。窓際や玄関などは寒くなることがあるので気をつけてください。

エアコンの風を植物に当てるのは良くないというイメージがありますが、実はエアコンの風が原因で枯れるということはほとんどありません。玄関などの寒い場所に置くよりはエアコンの効いた暖かい場所の方が安全です。

肥料の与え方

緩効性の肥料がオススメ

肥料が効き過ぎるとと根焼けする危険性があるため、緩効性と言われるような長くゆっくり効くタイプの肥料を使うのがオススメです。3ヶ月くらい効果が持続するタイプの肥料を3月〜10月の間に2〜3カ月に1回ずつ与えてください。

肥料が使えないときには活力剤を

ウンベラータに限らず観葉植物は根っこが痛んでいる時の肥料はダメージになるので与えてはいけません。メネデールなどの活力剤は肥料としての効果はありませんが、肥料の吸収や発根を促進します。植替え時や、何らかの影響で根っこが痛んだ時には肥料は与えずに活力剤を与えてください。

寒い時期は肥料を吸いにくい

ウンベラータは13〜15℃を下回る時期になると肥料を吸収しにくくなり葉っぱの色が薄くなることがあります。暖かくなるとまた回復しますので、それまで肥料はあげないようにしてください。

フィカス・ウンベラータの仕立て直し

剪定(せんてい)

ウンベラータは観葉植物の中では剪定(せんてい)が簡単な品種です。剪定は春から夏にかけて行ってください。

剪定のポイント

  • 春から夏の気温が高くなる時期に行う
  • 事前に陽に当てる、肥料を与えるなどして植物の力を付ける
  • それぞれ枝の付け根から10cm〜15cmあたりで切ったところに葉っぱが残るように切る
  • 剪定後1週間程度は雨に当てないようにする
  • 虫が寄ってこないように切り口にトップジンなどの薬を塗る

ウンベラータはフィカスの仲間ですので切ると白い樹液が出ます。付くと固まって取れにくくなるので、皮膚や衣服に付かないように気を付けてください。もし付いた場合はすぐに濡れたタオルなどで拭き取ってください。

枝を間引く

枝葉が多くなり過ぎると日当たりや風通しが悪くなり、病害虫の原因になったりします。その場合はいらない枝を間引いてください。間引きは枝の根元から切り落とします。ウンベラータの間引きは季節に関係なく行って大丈夫ですが、夏場は切った際に出る樹液が虫を呼び寄せることがあるので、切り口にトップジンなどの薬を塗るなどして対処してください。

植え替え

ウンベラータの植え替えは土を崩すかどうかで難易度が変わります。土を崩さずそのまま大きな鉢に植え替える場合は時期を選ばず夏でも冬でも植え替え可能です。ウンベラータは根っこの成長が早いのが強みですが、逆に根詰まりしやすいので植え替えのタイミングで古い根っこを整理するのも良いでしょう。その際は時期を守ってください。

土を崩して植え替えると根にダメージが出るので難易度が上がります。ただし、ウンベラータは根っこの成長が早い植物ですので、他の植物と比べると失敗は少ないと思います。土を崩す必要があるのは「悪い土を入れ替える」 場合や「古い根っこを整理する」場合です。

悪い土を入れ替えて古い根っこを整理する

鉢植えの土は時間が経つと泥っぽくなることがあります。このような土は団粒構造が崩れて水はけが悪くなり、植物の生育に悪い影響を与えます。植え替えの際にこの古い土を取り除き、新しい土に植え替えると植物が成長しやすくなります。ただし、全ての土を入れ替える必要はありません。全部の土を落としてしまうとその分枯れるリスクが高くなるので、3分の1から半分も入れ替えれば十分です。

その際に枯れた古い根っこを整理するのもよいでしょう。とはいえ、古い根っこはそのまま放っておいてもいずれ分解されます。根っこが多すぎて土が入らないという状況でもなければ無理して行う必要はありません。

植え替えの時期

ウンベラータは寒い時期に活性が落ちますので、植え替え時期は春から夏に行うようにしましょう。植え替えた後は直射日光に当てずに涼しい場所で管理してください。植え替え直後は肥料は与えてはダメです。代わりに活力剤をあたえましょう。

フィカス・ウンベラータに出る病害虫

ハダニ

葉の表裏にハダニ(0.5㎜ほどの小さな赤いクモのような虫)が付くことがあり、夏に多く発生します。ハダニは乾燥していると発生しやすくなるので、定期的に葉水をしてあげたり換気をすると発生を抑えることができます。ウンベラータはハダニが付きやすいので特に気を付けてください。

アブラムシ

アブラムシは風通しが悪かったり、密集して日当たりが悪い、肥料の窒素分が多いと発生しやすくなります。風通しと日当たりをよくし、肥料をあげ過ぎないようにすることで抑えることができます。アブラムシもウンベラータに付きやすい虫ですので、こまめに確認してあげてください。
また、アブラムシはアリを引き寄せるので、アリが出た時にはアブラムシが出ていないか葉をよく確認してください。

アリ

ウンベラータに限らず観葉植物の土にはアリが発生することがあります。周辺にアリが寄ってくるような餌になるものを置かないようにしてください。ありの巣コロリなどを近くに置くのも効果的です。

カイガラムシ

カイガラムシがウンベラータの茎や枝に付くことがあります。茎や枝に白い塊が付いていたらカイガラムシの可能性があります。カイガラムシは成虫になると硬い殻に覆われて薬剤が効きにくいので、歯ブラシなどで物理的に除去します。風通しが悪くてホコリっぽい環境を好むので、置き場所の環境を改善して予防しましょう。

フィカス・ウンベラータを育てる上での注意点

ウンベラータは他のゴムの木と同様に、ハダニやアブラムシが出やすい観葉植物です。風通しをよくし、定期的に霧吹をして乾燥し過ぎないようにすることを気を付けていただくと管理は比較的簡単な植物です。

フィカス・ウンベラータの増やし方

挿し木

ウンベラータの挿し木をするのはこれから暖かくなる春頃に行うのがベストです。暑くなるにつれ成功率が落ちていきます。とはいえ、一般の方であれば活着率(成功率)にそこまでこだわる必要はないと思いますので、剪定するタイミングで一緒に挿し木をしてもいいのかなと思います。

  1. 挿し穂は木質化した部分を使ってください。ウンベラータの成長途中の緑色の枝は挿し木に向きません。あとは葉っぱができるだけコンパクトに固まったものを選んでください。
  2. 挿し穂を10cm〜15cmくらいの長さにカットして、葉っぱを1〜2枚だけ残してあとの葉っぱは切り落とし、残す葉っぱも半分くらいに切ってください。こうすることで葉っぱの表面積を減らして蒸散を減らします。
  3. 観葉植物用を土を用意して5cm〜10cmほどの深さに挿します。涼しくて風通しのよい場所に置き、土は乾燥しない程度に定期的に水を与えてください。早ければ2〜3週間ほどで根が出てきます。

挿し木で増やしたウンベラータは一度根っこが出ても後から調子を崩すことがあります。しっかり根が回ってから植え替えるようにしてください。

取り木

ウンベラータは取り木もできます。取り木は挿し木と比べると少し手間がかかりますが、始めから発根した状態で植えるので成功率が格段に上がります。

取り木は幹の皮を剥がして濡らした水苔で巻きます。さらに水苔ごとアルミホイルなどで巻いて乾燥しないようにします。皮を剥がした所に発根剤を薄めてスプレーすると発根が早くなります。夏場だと1ヶ月もすると根っこが出てきますので、発根した場所の少し下から切って土に植えてください。

まとめ

ウンベラータはオシャレで育てやすい観葉植物です。寒さに弱いのとハダニが付きやすいという弱点もありますが、そこに気を付ければ何年でも育つ植物です。贈り物としてもオススメですので、どの観葉植物がいいか迷っている方はウンベラータを選んでみてはいかがでしょうか?

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