シェフレラ・アングスティフォリア【Schefflera angustifolia】
花言葉:『実直』『とても真面目』
シェフレラ・アングスティフォリアの特徴
シェフレラ・アングスティフォリアはウコギ科シェフレラ属の植物です。 ラテン語でアングスティは『(幅が)狭い、細い』、フォリアは『葉っぱ』という意味で、アングスティはシェフレラの中で最も細葉の植物です。 艶のある細長くて美しい葉が、スタイリッシュな雰囲気を出しているのでインテリアとしても大変人気です。 生産者が少なく、また生産量も少ないため流通数は少なく貴重な植物です。 シェフレラ全般の花言葉は『実直』『とても真面目』なので、オフィスなどへのギフトとしても最適ですね。
シェフレラ・アングスティフォリアの育て方の基本
明るくて風通しの良い場所に置いてください
シェフレラ・アングスティフォリアは耐陰性はあるのですが、明るい場所の方が元気に育ちますのでできるだけ窓際など光が入る場所に置いてあげてください。ただし、シェフレラ・アングスティフォリアは葉っぱが薄く、直射日光で焼けやすいのでたまに外に出す場合は昼間の直射日光には当てないように反日陰の場所に出してください。
水やりはしっかり乾かしてからタップリと
シェフレラ・アングスティフォリアの水やりは控えめの方が安全です。春から秋は、土の表面が完全に乾いて2~3日後に鉢底から抜けるほどのたっぷりの水を与えましょう。冬は生長が緩やかになるため、土の表面が完全に乾いて5~7日してからたっぷりと与えましょう。冬の寒い時期は水やりの頻度を減らします。土の表面が乾いて~3日後が目安です。寒い時期は頻度は減らしますが、あげる時はたっぷりと与えてください。不安な方は水やりのタイミングを教えてくれるサスティーを使うのもオススメです。
8℃以下にならないようにしてください
シェフレラ・アングスティフォリアはそこまで寒さに強い品種ではありません。冬場はできるだけ暖かい場所に移動させてください。窓際や玄関などは寒くなることがあるので気をつけてください。エアコンの風は植物に悪いというイメージがありますが、エアコンの風が原因で枯れるということはほとんどありません。玄関などの寒い場所に置くよりはエアコンの効いた暖かい場所の方が安全です。ですが直接風の当たる場所は避けましょう。
肥料の与え方
オススメは緩効性の肥料
肥料の量が多すぎると根焼けする危険性があるため、緩効性と言われるような長く効くタイプの肥料を使うのが安全です。3ヶ月くらい効果が持続するタイプの肥料を3月〜10月の間に2〜3カ月に1回ずつ与えるのがオススメです。
寒い時期は肥料を吸いにくい
シェフレラ・アングスティフォリアは13〜15℃を下回る時期になると肥料を吸収しにくくなり葉っぱの色が薄くなることがあります。暖かくなるとまた回復しますので、それまで肥料はあげないようにしてください。
シェフレラ・アングスティフォリアに出る病害虫
ハダニ
葉の表裏にハダニ(0.5㎜ほどの小さな赤いクモのような虫)が付くことがあり、夏に多く発生します。ハダニは乾燥していると発生しやすくなるので、定期的に葉水をしてあげたり換気をすると発生を抑えることができます。シェフレラ・アングスティフォリアはハダニが付きやすいので特に気を付けてください。
アブラムシ
アブラムシは風通しが悪かったり、密集して日当たりが悪い、肥料の窒素分が多いと発生しやすくなります。風通しと日当たりをよくし、肥料をあげ過ぎないようにすることで抑えることができます。アブラムシもシェフレラ・アングスティフォリアに付きやすい虫ですので、こまめに確認してあげてください。
また、アブラムシはアリを引き寄せるので、アリが出た時にはアブラムシが出ていないか葉をよく確認してください。
アリ
シェフレラ・アングスティフォリアに限らず観葉植物の土にはアリが発生することがあります。周辺にアリが寄ってくるような餌になるものを置かないようにしてください。ありの巣コロリなどを近くに置くのも効果的です。
カイガラムシ
カイガラムシがシェフレラ・アングスティフォリアの茎や枝に付くことがあります。茎や枝に白い塊が付いていたらカイガラムシの可能性があります。カイガラムシは成虫になると硬い殻に覆われて薬剤が効きにくいので、歯ブラシなどで物理的に除去します。風通しが悪くてホコリっぽい環境を好むので、置き場所の環境を改善して予防しましょう。
ウンベラータを育てる上での注意点
シェフレラ・アングスティフォリアは他のゴムの木の観葉植物と同様にハダニやアブラムシが出やすい観葉植物です。ハダニやアブラムシが出ないように風通しをよくし、定期的に霧吹をして乾燥し過ぎないようにすることを気を付けていただくと管理は比較的簡単な植物です。