アマゾンオリーブは名前にオリーブと付いていますがオリーブではありません。アマゾンオリーブというのは流通名で、本来の名前はシジギウム・クミニです。フトモモ科シジギウム属で同じフトモモ科であるユーカリと同じ仲間です。
アマゾンオリーブの特徴
アマゾンオリーブの葉はユーカリの葉を大きくしたような形をしています。厚みはあまりありません。幹肌は白く綺麗で、全体的にスタイリッシュでオシャレな見た目をしています。
アマゾンオリーブの剪定のタイミング
アマゾンオリーブは芽数が多く、葉も落ちにくいので時間が経つとどんどんと茂っていきます。また、芽の伸びるスピードが早いので定期的に剪定が必要になってくるでしょう。
アマゾンオリーブの剪定は簡単です
アマゾンオリーブは他の植物と比べて簡単だと言えます。その理由の1番の理由は、芽吹きがとても良いので気になる枝を気になったタイミングで切るだけでも大丈夫だということです。多くの観葉植物は、一部の枝だけ剪定すると残った枝にエネルギーが向かうので、剪定した枝が芽吹きが悪かったり枯れたりすることがあります。そのため剪定するときは全体の枝を一度に行う必要があります。
それに対してアマゾンオリーブは一部の枝だけ剪定してもしっかり芽が出るので、気になる枝を剪定するだけでもそれなりに上手くいきます。また、アマゾンオリーブは切っても樹液が出ないので、剪定鋏さえあれば切って枝を捨てるだけなのでお手軽です。
アマゾンオリーブの剪定時期
簡単なアマゾンオリーブの剪定ですが、冬に行うのは避けましょう。活性が落ちるので芽が吹きにくくなります。春から秋のあいだで剪定して下さい。
剪定前の準備
アマゾンオリーブは芽が吹きやすいのでそこまで気を使う必要はありませんが、事前に活性を高めてあげるとより良いでしょう。特に葉の色が悪かったり生育が悪いと感じていたら、事前に肥料を与えるなどして活性を高めて下さい。
アマゾンオリーブの剪定方法
まずはビフォーアフターを
全体的に伸びてしまっているので今回は全体を剪定します。一部だけ伸びている場合はその部分だけ剪定しても大丈夫です。
実際に切っていきます
基本的に葉っぱの付け根の部分から新芽が出てきます。
アマゾンオリーブは枝が伸びるのが早く間延びしやすいので、できるだけ詰めて短く切ると樹形を綺麗に作りやすいです。
今回はできるだけ詰めたいので1節目で切っています。
いらない枝を間引く
アマゾンオリーブは芽吹きがいいので枝数が多くなりやすい植物です。枝が多過ぎると通気性が悪くなり病害虫の原因になるので適度に間引く必要があります。
どの枝を間引くか?
いらない枝と言っても、どの枝を間引けばいいのか迷うかもしれません。植物の生育の点から見れば、どの枝を間引いてもそこまで影響はなく、樹形が綺麗に作れればそれが正解と言えます。基本的には交差している枝や下に向いている枝を間引いていくと樹形を綺麗に作りやすいです。
全ての枝を切って完成
全部の枝を切れば剪定完了です。剪定後は葉が少なくなっていますので水やりの頻度を少し減らしても大丈夫です。1週間もすると新芽が出始めますのでそこからは水やりの頻度を戻してください。