エバーフレッシュ

エバーフレッシュ

植物名 エバーフレッシュ
英名 Pithecellobium Confertum
科・属 マメ科ピトヘケロビウム属
原産地 南アフリカ・東南アジア
耐寒性 5℃以上
耐暑性 高い
耐陰性 比較的高い
育て方のポイント エバーフレッシュはとにかく水が好きな植物です。水が切れると枝から枯れていくことがあるので気をつけてください。水やりだけ気をつければそれ以外は簡単な植物です。

エバーフレッシュは細かい葉がとても涼やかな印象をあたえ、黄色の花と鮮やかな赤いサヤの様な実を付けるオシャレな植物です。また、ネムの木のように夜は葉を閉じるので、その様子を観察するのも楽しみの一つですね。

エバーフレッシュの細かい葉が、暑さの厳しい沖縄の室内を涼やかに演出してくれます。葉のボリュームもあるので、店舗やオフィスなど広い空間にもピッタリの植物です。

花言葉は「歓喜」「胸のときめき」

エバーフレッシュの花言葉は『歓喜』『胸のときめき』です。

これは中国の言い伝えから来ているそうです。ある家庭ではいつも父親が不機嫌で家族が困っていました。ある日、父親がエバーフレッシュの花が入ったお酒を飲んだらたちまち機嫌が良くなり、家族が喜んだことから「歓喜」という花言葉が生まれたそうです。

とてもポジティブな花言葉を持っていますので贈り物にオススメです。

エバーフレッシュの花

エバーフレッシュの花

エバーフレッシュの育て方

エバーフレッシュの新芽

エバーフレッシュの新芽

エバーフレッシュはとても水が好きな観葉植物で、水切れに弱いです。多くの植物が水のあげ過ぎによる根腐れを気にしますが、エバーフレッシュに関しては水切れを心配してください。エバーフレッシュは水が切れると葉が落ちていき枝枯れして元にもどりません。

水切れと寒さを避ければとても育てやすい品種です。

置き場所

エバーフレッシュは暗さにわりと強く、窓際から少し離れていても元気に育ってくれます。逆に寒さには弱いので、冬場は窓際など寒くなる場所は避けてください。環境が変化すると一旦葉がパラパラと落ちることがありますが、環境に慣れると落葉しづらくなります。

水やり

エバーフレッシュはお水が大好きなので土の表面が乾き始めたら鉢底から水が出るくらいたっぷりあげてください。乾燥に弱いため真夏の暑い時期は葉水も併せてあげると良いでしょう。

エバーフレッシュは水が足りなくなると葉を落としてしまうことがあります。そうなると戻らず、枝まで枯れてしまうこともあります。

極力水を切らさないようにしてください。

水やりのタイミングが分からない場合はサスティー(水やりチェッカー)もオススメです。ただし、エバーフレッシュに使う場合は完全に白くなる前(土が乾く前)に水をあげるようにしてください。

温度

エバーフレッシュは中南米・東南アジア原産の植物で、寒さにあまり強くありません。沖縄など暖かい場所でしたら冬も屋外で管理できますが、その他の地域だと冬は屋内での管理が良いでしょう。

気温は10℃を下回らなければ大丈夫です。エバーフレッシュは耐陰性が強いので、比較的光の少ない室内でも十分に管理できます。

肥料

春から秋にかけて、緩効性の肥料を与えてください。緩効性とはゆっくり長く効くタイプの肥料のことです。急激にあげ過ぎて根痛みすることが少なく、あげる頻度も少なくなるのでオススメです。与える頻度は肥料の効果の出る期間に合わせてください。

エバーフレッシュに出る病害虫

ハダニ

エバーフレッシュは乾燥が原因で、葉の表裏にハダニ(0.5㎜ほどの小さな赤いクモのような虫)が付くことがあり、夏・秋に多く発生します。ハダニは水に弱い為、葉に木酢などで霧吹きなどをし、予防しましょう。

カイガラムシ

日当たりや風通しの悪い場所では、カイガラムシ(白い綿のようなもの)が付きやすくなります。

もし付いてしまったらまず歯ブラシなどで綺麗に取り除き、その後殺虫剤の散布を行ないましょう。

エバーフレッシュの仕立て直し

エバーフレッシュの剪定

エバーフレッシュはどんどん枝を伸ばす生長の速い植物です。育て方も簡単なのでどんどんと枝葉が伸び、見た目も風通しも悪くなってしまうので剪定(カット)の頻度が多くなります。

枝が重なってしまった不要な枝は思い切って根元から間引いてしまい、新しい葉を出して欲しい箇所は枝分かれをした場所から二節程度の場所で葉を残しカットします。節目からすぐに新しい新芽が出てきます。新芽は茶色なので、枯れ葉と間違えないよう注意してください。

生育期以外でも新芽の出やすいエバーフレッシュは、冬以外いつでも剪定が可能です。

エバーフレッシュの鉢替え

生長が速いエバーフレッシュは株が成長して大きくなってくると、それに合わせて土の中の根っこも広がっていきます。

そうすると、段々と鉢の中が根っこでパンパンになってき、生育不良を起こしてしまいます。頃合いを見てもっと大きい鉢に替えてあげてください。購入して1年経った頃が目安です。

植え替える時は、元々の土を出来るだけ崩さない様にして、周りに新しい土を足す様なイメージで行なってください。根っこが傷んでたり、根詰まりを起こしている時に元ある根っこを切って間引くテクニックもありますが、枯れるリスクもあるのでオススメはしません。

エバーフレッシュの増やし方

挿木で増やす

エバーフレッシュを剪定する際には、カットした枝で簡単に挿し木で増やすことができます。

エバーフレッシュの挿し木方法は、深さが10㎝以上の鉢に土を入れ、十分に湿らせておき真ん中に指で穴を開けておきます。

元気のある枝の先端部分を10㎝程度カットして、新芽ではない葉を1枚残し根元に発根材をつけ、3~4㎝程度穴へ植えます。

植えた後はたっぷりと水をあげ、根が鉢に回るまで水を切らさないようにしてあげてください。気温は25℃~30℃程度、多湿が理想です。温度が高い方が発根の勢いやスピードが速いので暖かい季節に増やすことをお勧めします。

種で増やす

エバーフレッシュの種

エバーフレッシュの種

エバーフレッシュはある程度の大きさになると赤いサヤを付けます。この中には黒い種が入っており、これを植えることで増やすことができます。種を土の上に置き、1cm程度の覆土をします。水をしっかり与えて涼しいところで管理してください。

ブログに戻る